韓国海洋振興公社(KOBC)は10月30日、釜山港を基準とする「韓国型コンテナ運賃指数(KCCI:KOBC Container Composite Index)」の最新数値を発表、西アフリカ航路と日本航路を除くほとんどの航路が値上がり、総合指数は1199と前週から2.74%上昇、2週連続でアップした。
KCCIは釜山港発北米、欧州など13航路の各地域別の主要港湾向けスポット運賃(THCなど含む)のFEUあたりの航路別指数と総合指数で構成、航路別指数は荷動き量などを反映、総合指数は航路別運賃指数を加重平均して算出している。
航路別にみると、東西航路は北米西岸航路が前週比4.43%上昇し1,816ドル/FEU、北米東岸航路が1.98%上昇し2,369ドル/FEU、欧州航路が1.32%上昇し1,077ドル/FEU、地中海航路も0.48%上昇し1,663ドル/FEUと軒並みアップした。
南北航路も西アフリカ航路が2,034ドル/FEUと2.02%下落したほかは、中東航路が2.11%上昇し1,550ドル/FEU、豪州航路が6.78%上昇し1,181ドル/FEU、南米東岸航路が5.38%上昇し2,291ドル/FEU、南米西岸航路が2.87%上昇し2,078ドル/FEU、南アフリカ航路も3.93%上昇し1,612ドル/FEUとアップした。
アジア域内航路は日本航路が1.41%下落し210ドル/FEUへ小幅下落したほかは、中国航路が3.45%上昇し30ドル/FEU、東南アジア航路も1.08%上昇し280ドル/FEUへ上げた。
釜山発輸出コンテナ運賃指数上昇 ほとんどの航路で上昇し2週連続アップ